Pythonで設定ファイルを扱うならconfigparserが簡単で便利

プログラミングをしていると、変数を特定のファイルで管理したい場面に遭遇することがあるかと思います。

例えばアプリケーション開発など、ソースコードが複数ファイルにまたがる状況で、全てのファイルで共通する変数を一つのファイルで管理できたら楽ですよね。

そのような要望を実現するには色々なやり方がありますが、Python標準ライブラリのconfigparserという設定ファイルのパーサーが手軽に使えて便利です。

configparserで設定ファイルを扱う

configparser以外に必要なものは、変数の管理に使うconfig.iniという設定ファイルだけです。

config.iniというファイルを作成して、以下のように変数を宣言します。

[DATA]
URL = https://hogefugapiyo.com/

ここで気を付けたいポイントは文字列をダブルクォーテーションなどで括らず、生の文字列のまま記述することです。

そして、実行したいソースコードに以下のような記述をして、設定ファイルの内容を読み込みます。
(ここでは簡単のため、config.iniを実際に実行したいソースコードと同じ階層に作成しているものとします。)

import configparser
config = configparser.ConfigParser()
config.read('config.ini')  # 読み込む設定ファイルのパスを指定
URL = config['DATA']['URL']

これでconfig.iniから該当するキーの中身が読み込めます。見ての通り、ここでのconfigは辞書のように扱えます。

辞書との違いや扱えるデータの型など詳しい話は、リンク先を参考にして頂ければと思います。

設定ファイルをうまく活用することで、コードの保守性を高めることができます。ぜひ試してみてくださいね。

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